ターキッシュ エアラインズデビットメモ/予約規定は、GDS(横断的販売網)の適切な使用限度を指定し、航空会社による制裁措置から代理店を保護することを目指します。これらの規定は、IATA(国際航空運送協会)認定であるかどうかを問わず、あらゆる代理店に対して拘束力を持ちます。
代理店の責任は、ターキッシュ エアラインズ予約システムにアクセスした瞬間から発生します。このため、代理店従業員はターキッシュ エアラインズの現行の規定と慣例について、熟知している必要があります。代理店によるすべての取引は厳重に監視され、不正な取引は定期報告によって検出されます。予約手続きの項目の下で取引が不正と定義付けられると、予約コード(PNR)ごとに 35 ユーロの ADM(代理店デビットメモ)が発生します。
上記規定の順守は各当事者にとって有益であり、良質な顧客サービスを保証します。
パッシブセグメントの団体 PNR に関連する処理
ターキッシュ エアラインズのシステムに登録されたアクティブな団体予約の搭乗者の航空券が、個々のパッシブ予約作成により発行されている場合は、システムが処理を拒否しないよう、TCP(合計人数)情報をパッシブセグメントの予約に入力する必要があります。EOT を入力する前に、以下の TCP エントリーを PNR に入力してください:3OSI TK TCP30(団体予約の搭乗者数)。
a. 虚偽の予約
b. カスタマーモニタリングおよびテストを目的とした予約
SABRE-YK Status Code-0TK006J01NOVORDISTYK1
AMADEUS-Ghost Segment-SSTK108Y12JULISTESBGK1/08000900/PNR NO
ヘルプページ参照:HE SS, MS625
WORLDSPAN-Travel Segment-(使用可能なスクリーンから)01Y1@TVL
ヘルプページ参照-HELP TVLC
GALILEO-Tour Segment-0TURTKBK1IST26NOV-FREE FORMAT
ヘルプページ参照:H/AUXS
c. 無効な予約
(最優先のキャンセル待ちセグメントがコンファームされた場合、他のキャンセル待ちセグメントはキャンセルする必要があります)。旅行代理店の従業員はキャンセル待ちのリストを体系的に確認し、PNR から無効なセグメントを削除する義務があります。無効なセグメントは、例外なく、遅くとも当該フライトの出発 24 時間前までにキャンセルする必要があります。
d. マリッジセグメント
ターキッシュ エアラインズはマリッジセグメントの乱用を監視しています。PNR 作成義務のある旅行代理店または、PNR を使用して発券処理を行う代理店が、マリッジセグメントを乱用するような方法で予約処理を行うことは、ADM の対象となります。
このような規定違反は ADM 発行の対象となるだけでなく、当該旅行代理店によるターキッシュ エアラインズのフライト検索や予約処理を停止する可能性があります。複数の旅行代理店が PNR の作成と発券に関わっている場合、各社にすべての制裁処置が課せられます。
e. ノーショー(事前のキャンセル通知なく、予約済みのフライトに搭乗しないこと)
f. 多重予約
多重予約とは、同一名または複数の GDS で、2 件以上の予約を行うことです。以下の場合は多重予約とみなされます。
g. パッシブ予約
発券する際は、航空会社のシステムに登録されたオリジナルの情報に基づく予約のみを使用する必要があります。IATA 非公認代理店で、発券の権限がない旅行代理店は、パッシブ予約を作成できません。パッシブ予約はすべて、ターキッシュ エアラインズのソフトウェアの監視下にあります。基準を満たさないパッシブ予約は拒否され、ステータスコードが NO (予約規定違反があった場合に航空会社から送信されるコード)となります。また拒否理由が PNR に記載されます。
ステータスコードが NO になると、不要な CRS 手数料が発生します。そのため PNR からステータスコード NO を削除することが大変重要です。コードの削除を怠った場合、旅行代理店に対して ADM が発行されます。この問題に関して、旅行代理店の一助となり、またお客様のご不便を回避するため、以下のような内容のメッセージが送信されます。詳細な情報はコールセンター(+90 212 44 0849)にお電話でお問い合わせいただくか、電子メール(gds@thy.com)でご連絡ください。
パッシブセグメントは航空会社のシステムで処理された予約の発券のみ使用することができます。予約クラスは同一である必要があります。
IATA 非公認代理店は発券の権限がないため、パッシブ予約を作成できません。
搭乗者の要望による旅程や請求書の入手を目的としてパッシブ予約を作成することはできません。そのような場合は、予約管理部門のノーチャージセグメントを使用してください。
航空会社による予約拒否を示すステータスコード NO のセグメントは、すべて PNR 上から削除しなければなりません。
旅行代理店が作成したパッシブ予約で、予約が拒否され、NO メッセージが送信されるのは以下のような場合です。
a. リピート予約:予約に付随するオプション期間の延長、または販売ノルマの達成を目的に、作成とキャンセルを繰り返す予約を指します。
b. ノーショウ:代理店により航空券が発行されていない、または未発券の予約がキャンセルされていないことによるインベントリの不足を指します。
c. 例外的なキャンセル
d. オプションおよび価格規定に従うものとし、航空券は区間ステータスコードに準じて発行する必要があります。ターキッシュ エアラインズからの確認がない限り、予約未確認のステータスコードを使用することはできません。
e. 予約確認済みステータスコードのない区間に対して、予約確認済み航空券を発行することはできません。
f. 価格その他の類似情報の確認のために予約を作成することはできません。
g. 予約クラスと航空券クラスは同一である必要があります。
h. 航空券は、元の予約が作成された GDS が発行する必要があります。同一の GDS システム上であれば、発券のために PNR を譲渡することができます。その際には以下のエントリーを使用します。
Sabre:6*TA/PCC(詳細:F*SQLRT)
Amadeus:ES PCC-B(PCC は GDS が割り当てる都市コード)
Galileo:QEP/PCC(PCC は GDS が割り当てる都市コード)
Worldspan:QEP/PCC(PCC は GDS が割り当てる都市コード)