木々の連なる山々、特徴的な小さな白い家。ボドルムには古代の歴史が今も脈々と息づいています。この町は古代ギリシャ時代にはハリカルナッソスと呼ばれ、世界七不思議の一つであるマウソロス霊廟が建造されました。しかし、この町の建築物の最大の見ものは、中世に建てられ、そのままの姿で今に伝えられているボドルム城でしょう。ボドルムの文化・芸術の中心的な存在である海洋考古学博物館は、この城の中にあります。ボドルムにはたくさんの楽しみ方があります。秘密の小さな村々を訪れることも、数々の五つ星ホテルで贅沢な滞在を楽しむことも、また、森林の緑とエーゲ海の透きとおった青が出会うビーチでリラックスすることも、活気あふれる夜の町で思い切り遊ぶこともできます。ボドルムでの時間をどのようにすごす場合も、ハリカルナッソスの漁師でトルコを代表する作家、Cevat Şakir Kabaağaçlı の次の言葉を覚えておくといいでしょう。
「丘を下るとボドルムの町があなたの目の前に広がっているのを見るでしょう
しかし、ここを出るときはここに来たときと同じではありません
先人たちもあなたと同じ考えでしたが
ここを出た人たちはみなボドルムに心を遺していったのです」